スマホに押されていた古いデジカメやレンズ レトロな描写で人気

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  • Опубликовано: 24 янв 2025
  • 最近はスマートフォンで写真を撮ることが当たり前になり、あまり売れなくなっているともいうカメラや交換レンズですが、逆にスマホでは表現しにくいレトロな描写が出来るとして、昔のカメラやレンズがひそかな人気になっています。
    お正月、多くの観光客が訪れた松江城。記念写真の道具は皆、当たり前のようにスマホです…が。
    長谷川幸彦さん
    「(Q古いレンズ付けてらっしゃいますが、どうしてなんですか?)最近、面白そうだなというやつで。」
    城を撮っていた男性が手にしていたのは、およそ半世紀前のレンズです。もちろんピント合わせも手動です。
    長谷川幸彦さん
    「50ミリのF1.4ですね。ちょっとね、輪郭がボヤっとしたというか。何て言いますかいね。『エモい』っていうやつですかね。」
    写真を見せて頂くと、印象派の絵画のようなふわっとした描写になっていたり、太陽から光の筋が伸びていたりと、芸術的な仕上がりです。
    長谷川幸彦さん
    「最近の(レンズ)だと、ピシッとした写真が多いですよね、レンズ(性能)が良いと。これ逆にそういう所、ボヤッとした柔らかーい感じになって。それが良いなという。」
    ただ古いレンズを取り付けているカメラの方は、デジタルの一眼レフです。
    長谷川幸彦さん
    「値段が高いですが。フイルムは。(コストが)高い。(なので)こっちにしてます。」
    松江市内のカメラ店で最近の売れ筋を聞いてみると、中古カメラのコーナーに案内されました。
    カメラのキタムラ松江店 田北淳二店長
    「コンパクトデジカメですね。製造自体はもう10年以上前のものがほとんどで、中古という商品にはなるんですけども、非常に高い人気があります。」
    ショーウィンドーに並んでいるのは、古いデジタルコンパクトカメラです。数年前までスマホに押されて全く売れなくなっていたこの種のカメラが、一転して人気になっているといい、古い機種ながら2万円近くするものも。
    カメラのキタムラ松江店 田北淳二店長
    「フィルムカメラ自体も、まだ人気がありますけども、やはりフィルムの方の流通量の少なさ、値段、コストですね。その辺りが少しネックになって、デジタルカメラの方に流れてるっていう傾向はございます。(中古デジカメには)値段がこの数年で5倍から10倍位に上がってるものも中にはございます。」
    フィルムのレトロな写りや操作感は相変わらず人気があって、去年はフィルムカメラの新製品が10年以上ぶりに登場しました。とはいえ、スマホに中心が移って、生産量が激減しているため、フィルムはごく高価なものとなり、また種類によっては現像処理にも非常に長い日数がかかって、ハードルが高いのが現実です。このため、フィルムに似た写真をもっと手軽に楽しみたいという人が、古いデジタルカメラや昔の交換レンズを探しているというのです。
    カメラのキタムラ松江店 田北淳二店長
    「SNSで、こういったカメラを使ってる写真を見たっていう風に来店される方も沢山おられて。そういう昔の写りっていうのが、新鮮に感じられてるっていう。今のカメラに比べると画質的には劣る部分もあるんですけども。ノイズが多かったりですとか、白飛びが多かったり、黒つぶれもあったり。そういったものもあるんですけども。それが返って受けていると。ネット経由で国外の方から注文入ることも実はありまして。(海外でも)人気があるのかなと。」
    技術的に発展途上で画素数も少なかった当時のコンパクトデジカメと、現代のスマホで撮り比べてみると、くっきり写るスマホに対し、デジカメはやや素朴な写りと言えるでしょうか。またレンズを装着する部分に鏡がないミラーレスカメラでは、各社のレンズを使えるアダプターも豊富に作られていて、古いレンズで撮影することも以前より容易になっています。
    カメラのキタムラ松江店 田北淳二店長
    「1つのブームというよりは文化として長く続いて欲しいな、という気持ちを持ってます。」
    かまどで炊いたご飯のおこげを懐かしむのにも似ていますが、何かを楽しむ上では最新のものばかりがベストとはいえないのかも知れません。
    【BSSニュース】
    newsdig.tbs.co...
    【TBS NEWS DIG】
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